大谷翔平の甲子園を阻んだ疑惑の本塁打「悪いことしてないのに」
大谷翔平の甲子園を阻んだ疑惑の本塁打「悪いことしてないのに」

2012年岩手県大会の決勝で盛岡大付属に敗れて甲子園出場を逃し涙を拭う花巻東の大谷翔平
2018年12月2日 21時19分 スポーツ報知
メジャーリーグで新人王を獲得したエンゼルスの大谷翔平(24)の甲子園進出を阻んだ、盛岡大附高で4番だった二橋大地(24)が2日放送のTBS系「消えた天才」(日曜・後7時)にVTR出演。“疑惑のホームラン”と言われた当時の心境を明かした。
12年の岩手県大会決勝・盛岡大附対花巻東戦。二橋は大谷から3ランを放った。当時の大谷の印象を「モノが違うと思った。今まで見た中で一番速いなと思いました」と語る二橋は、怪物対策としてマウンドよりも6メートルも前にマシンを設置し、練習に励んでいたという。
しかしこの3ラン、ポール際だったこともあり“疑惑のホームラン”と試合後に大騒動となった。試合終了時にはファンからヤジが飛び、学校にもバッシングの電話があったそうで、「ポール際だったってこともあるんですけど『やっぱりあれはファウルだった』とか言われたりしたので、いろいろ悩みました。試合が終わった後も高校に電話があったとウワサで聞いたりしてたので、悪いことしてないのに悪い事した気分…」と当時の心境を明かし、この騒動でプロへの思いが一度途切れてしまったと話した。
しかし、二刀流にこだわるプロ2年目の大谷が、野球評論家から批判的な声がある中でも日本プロ野球史上初の大記録を打ち立てる活躍をみて「投げている姿を見たら、高校時代の決勝戦がよみがえる時もあったし、『僕も頑張ろう。もう一回対戦したいな』(と思った)」と奮起。現在は社会人野球の三菱日立パワーシステムズに所属し、再びプロを目指しているという。
VTRの最後に二橋は、「あのホームランのおかげで悔しい思いもあったので、それがなかったらここまで成長できなかった。もう一回プロ野球選手になって、大谷選手と対戦したい」と思いを語った。
(C)2018スポーツ報知livedoorNEWS
大谷翔平の甲子園を阻んだ疑惑の本塁打「悪いことしてないのに」 #ldnews https://t.co/Wwg0vh6cpf
— tamagobanana (@tamagobanana1) 2018年12月3日